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オーガニックのカヴァ  SURIOL

スペインといえば、「CAVA」
世界に誇る発泡ワインである。
バルセロナ近郊の D.O.CAVA という一大産地で作られている。


近年はクリスマス、お正月シーズンが近づくと日本でもCAVAの
プロモーションをよく見かけるようになった。
そのお陰か、はたまた静かなスペインブームの影響か、
CAVAファンは毎年増加傾向にあるように私は感じている。
お肉にもシーフードにも相性が良い上に、CAVAはとても飲み口がよろしい。


はるばるスペインに来たからには、是非ともこのCAVAを飲み歩かなくては!
いくつかのブースで試飲をしたが、美味しいけれどピンとこない。

試飲させてもらってはセニョール木村と首をかしげた。

別のパビリオンへ足を運ぶことに・・・

ただ、CAVAを数本並べてあるだけの
本当に何の飾りッ気もないブースを発見した。

ブースでは長身のがっしりした男性が1人もくもくと来場者の対応をしていた。
いかにもまじめで、純朴そうな雰囲気。

試飲がしたいとお願いした。
丁寧にグラスに注がれたCAVAを彼は手渡してくれた。

グラスを鼻先に近づけると、ぴょんぴょんと優しい泡が顔をなでる。
1口含んでみた。
今まで飲んだCAVAとは歴然とした味の違いがある。
素人の私でもハッキリとわかるほどに!

「AZIMUT」という4年間熟成させたオーガニックのCAVA
とてもフルーティな味わい

もうこれはしっかり味わおうと、思った矢先にグラスを飲み干していた。
苦笑いしながら、彼にもう1杯欲しいとねだった。

今度はこっちを飲んでみるかと、別のボトルを出してくれた。
こちらはもっと素晴らしい!
聞くと8年間熟成させたオーガニックのCAVAだった。

「SURIOL COLLITA PROPIA 」
GRAN RESERVA 1996 BRUT NATURE
後味がほんのり上質のハチミツ味

もちろん、こちらもお代わりをお願いした。

今日ここでいただいたCAVAは今まで日本で飲んでいたCAVAと、
果たして同じものかと軽いショックを受けた。

この素晴らしいCAVAを手造りで作っているのは
FRANCESC SURIOL CANTI氏
http://www.suriol.com


彼にとってのワイン造りとは何か問いかけてみた。

「ワインは生き物 いつも変化している
ワイン造りは自然との関わりであり  
自然とコンタクトをとることであり
自然と共に生きること

私はワイン造りのゆっくりとしたプロセスが好きだ
ゆっくりと付き合うことは退屈なことではない
むしろ日々の変化を楽しんでいる

自然との対話はすべて自分に還ってくるもの
このプロセスを1つ1つ大切にしたい」


他にもこんなことを教えてくれた

「昔のCAVAは甘いばっかりのCAVAが主流だった
今とかけ離れた甘さだったよ
最近は甘いCAVAなんてほとんど作られていない
時代もCAVAも変わっているのさ

カタランの諺を1つ教えてあげよう
≪オリーブオイルとワインと友達は古ければ古いほどいい≫
これに関しては今も昔もかわらないよ」

ニッコリ笑った彼の顔がやけに脳裏に残っている。
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by spain-web | 2005-11-10 17:44 | FENAVIN 2005

SPAIN好きが高じて、スペインに通うこと通算11回。バスク地方とスペイン料理&ワイン、スペインタイルが大好き♪スペインのおつまみ、ピンチョスの本も出版しちゃいました(笑


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