サンティアゴ・デ・コンポステーラ
2006年 11月 18日
絶対1度は行こうと思っていたサンティアゴ・デ・コンポステーラ
こんなに早く実現するとは思わなかった!
まさに私にとってハッピー・サプライズ♪
石畳の道を通り抜けカテドラルがある広場へやってきた。
巡礼者の印である帆立貝を身に着けた人たちが目に入る。
何世紀もの歴史を感じる苔むしたカテドラルがそこにあった。
さっきまで降っていた雨はやんで、鮮やかな青い空を真っ白い雲が生きているかのように形を変えながら流れていく。
そして微動だにしない重厚で厳かな存在感を放つカテドラルが鎮座するかのごとくに建っている。
この中に今から入ろうという異教徒としては、足がすくむ思いである。
入り口への階段を1歩1歩踏みしめながら登った。
中に入ると人々を包み込む聖人の存在をはっきり感じる。
人々の厚い信仰への思いと、許しを乞う願い、
そういう念が凝縮されている空間だ。
石柱に彫られた像に大理石でできた玉があった。
5本の指を置くくぼみがあり、そこに手をおいて願うのだそうだ。
そのあと、柱の後ろにまわり丸い石におでこをつけて、また願う。
お願いは5つまで許されていて、みんなは5つのお願いをしたようだ。
わたしは1つだけお願いした。1つかなえば十分だ。
カテドラルの中ではミサが執り行われていて、聖歌隊の歌声が響いていた。
奥に進むと祭壇の上に聖人サンティアゴの像が祭られている。
サンティアゴの像の背中に触れられる場所があって、
祭壇近くにその場所へ登れる階段がある。
ここを訪れた人はみんなこの階段を登り、
聖人の背中にキスをして祈りを捧げる。
中には泣き崩れる人も。。。
本当にここは聖地であることを体感せずにいられない。
カテドラルの外に出ると、霧雨が降っていた。
すぐ横にあるパラドールに各国の国旗が翻って、
その中に日の丸があった。
聖地を訪れた者は誰でも受け入れてもらえる、そんな安心感を感じた。
あまりにも短い聖地での滞在。
今度はいつ来れるかわからないけれど、もう1度訪れたい。
ランキングに参加しています!よろしくお願いしまーす
by spain-web
| 2006-11-18 10:29
| 西班牙旅行記その2