感動の嵐
2005年 11月 27日
日曜日の教会が好きだ。
午前中に行くとミサが見れるから。
レオンのカテドラルはブルゴスのと違って無料?
多分日曜日だから無料なのかな?
入場チケットを買うところが見当たらない。
大きな古い木のドアを開けて中に入った。
そこには見たこともない美しいステンドグラスが一面にあった。
壁のすべての面にあるといっても過言ではない。
圧倒され、また言葉を失った。いや、言葉は必要ない世界だとすぐに思った。
自分の感じるままに、心で観ればいいんだ。
残念なことに撮影は一切禁止。すぐそこに天井から降ってくるようなステンドグラスがあるというのに…
ステンドグラスからこぼれる神々しい光を浴びながら、カテドラルを歩いた。
カテドラルでは既にミサが始まっていた。
信者でもないのにミサに参加する。
どんなに寒くても窮屈でもミサを見たい。
祭壇の上の素晴らしいステンドグラスから優しい光が射している。
司祭が聖書を読み上げる。みんなが後に続く。
オルガンの演奏が始まり、心地よい歌声が響く。
途端に涙が溢れてきた。
ただただ涙が溢れてきた。
罪深い心のせいなのか、反対に喜びに震えているのか、どちらなのかはわからない。
ミサが終わる時、必ず側にいる人達と握手を交わす。握った掌からは愛が伝わってくる。外国人でも旅行者でも関係なく、笑顔で握手を交わす。この瞬間が大好きだ。
ミサが終わり、外に出た。一層晴れ渡る空を眩しく感じた。
by spain-web
| 2005-11-27 21:21
| 西班牙旅行記 ~mi viaje~